ブランドコンセプトは非常にわかりやすく、アップルのMacやiPhoneを手本とし、一方で値段が安い、というポジションで商品を提供しています。
最初はスマホでしたが、現在はノートパソコン、家電、その他ガジェットを製造販売しています。
会社の設立は2010年と若いですが、売上はすでに世界で1兆円を超える規模となっています。
今回はそのXiaomi(シャオミ)のスマホである「Redmi 5 Plus」を実際に使用した評価をまとめます。
Redmi 5 Plusの基本的な操作の速度と反応
スマホ上級者でなければ、やっぱり気にしたいのは操作した際の反応やスピード感だと思います。
この端末の反応やスピード感について、筆者の感想としては「Xiaomi Redmi 5 plus」は今のところほぼパーフェクトと感じています。
画面操作はiPhoneレベルのサクサク感
昔は、Android系の端末は、異常にタッチパネルの反応が遅かったり、ある程度反応が良くてもiPhoneには叶わない、というものが多かったです。
iPhoneのファンが今でも多いのは、あの時の優れたタッチパネルの反応速度とUIのサクサク感が関わっているのではないかと思います。
筆者の実感としては、当時はそれぐらいAndroid端末は厳しいものが多かったと思っています。
このXiaomi Redmi 5 PlusもAndroidを主体とした端末となっていますが、そのあたりの端末としてのサクサク感はどうでしょうか。
筆者はおおよそ1年近くこのRedmi 5 Plusを利用していますが、使用開始から現在に至るまで、まったくストレスなく快適に「サクサク」使えています。
画面を横にスワイプするときの反応、アプリ等を押してから立ち上がるまでのタイムラグなど、サクサク感を阻害する要因はいくつかありますが、ほとんどこのあたりはパーフェクトといえるでしょう。
強いていうならば、システム操作から、各アプリの通知設定などを変更する際に、アプリを読み込んだりすることがありますが、こういった読み込みの時は少し時間がかかることがあります。
しかし、これはiPhoneでもそうだったので、スマホ端末としてアプリ毎の設定をする際は、アプリリストを読み込むのに時間がかかるのは一般的と思います。
不要なファイルを消してくれるブースト機能
筆者はXiaomiのスマホはこれが2台目で、最初はXiaomi Mi4を使っていました。
このXiaomi Mi4も優れた端末で気に入っていましたが、この当時からXiaomiのスマホには「ブースト機能」が付いていました。
ブーストといっても特別なことはおそらくしていません。
バックエンドで起動中のアプリを削除したり、過去に残ったキャッシュなどのファイルを、まとめて削除してくれる機能です。
「クリーンナップ機能」という風に表現されていることもありましたが、端末によって微妙に名前が変わっており、Xiaomi Redmi 5 Plusでは「ブースト機能」と記載されています。
一般的なユーザーでは、いちいちキャッシュファイルを削除したり、あるいはそういったファイルがあることすら知らない人も多いでしょう。
ボタンを1回クリックするだけで、アニメーションでロケットが画面に登場し、ブーストしながら一気に飛んでいく演出とともにバックエンドのアプリがクローズし、不要なファイルが削除されていくのはなかなか心地がよいです。
初心者としても、動きが遅いなと感じたりした場合は、このブースト機能を使うとよいでしょう。
なお、筆者もブーストをたまに使っていますが、正直ブースト機能を使わないと動きが遅くて使いづらい、と感じることは、ほとんどありません。
どちらかというと、不要ファイルをきれいにしてすっきりしたい、という程度の目的で使っています。
突然ガクンと遅くなる症状も1年間使用していて「ナシ」
これは筆者だけかもしれませんが、Android系の端末はすべて、購入した最初のタイミングでは、それなりに早いものでした。
しかし使い続けて数か月すると、ある日突然ガクンと動きが遅くなることがありました。
店舗で試しに触るぐらいでは快適に感じられるようにしておき、使い始めていろいろアプリがインストールされたり使い続けていると、一気にガタが来るように、わざとそう作っているのではと疑いたくなるぐらい、ひどい体験でした。
Xiaomi Redmi 5 Plusにも、そのようなことが起こってしまわないか不安に思っていましたが、1年利用した現在ではそういった症状は出ていません。
スマホ部品は消耗品なので、こういった症状が出てくるのは仕方がないとは思いますが、購入して数か月で出てくると使い続けるのが厳しくなります。
Xiaomi Redmi 5 Plusについては、数か月でそんな症状が出てしまう粗悪品ではなかったことは間違いありません。
落とした衝撃によるディスプレイ損傷問題
iPhoneで特に問題に感じたのが、ディスプレイ損傷問題です。
iPhoneはよい端末であることには間違いないですが、ディスプレイが割れやすいことが難点で、かつ正規の店舗で修理しようとすると異常に高い、というのが難点でした。
筆者はスマホにカバーを付けず、裸で持っていることが多かったため、何度もiPhoneディスプレイを割ってしまった経験があります。
このXiaomi Redmi 5 Plusのディスプレイについてですが、筆者は計10回以上手元からスマホを落としていますが、ディスプレイが一度も割れたことはありません。
ただし、ゴム製で厚さ1mm弱ぐらいあるスマホカバーを、このXiaomi Redmi 5 Plusを使い始めてからずっとつけており、このスマホカバーを付けている限りでは、割れたことがないという状態です。
なお、以前使っていたXiaomi Mi4はケースを付けず裸で持ち歩いていましたが、2年で計3,4回ディスプレイを割ってしまい修理をしていました。
日本ではXiaomiのディスプレイを在庫で持っていて修理できるところはまだ限られるので、その場ですぐ修整してもらえる可能性はあまり高くないと思っておきましょう。
過去筆者がiPhoneを使っていた際はケースを付けておらず、今回のXiaomi Redmi 5 Plusで初めてケースを付けていることもあって、過去との比較によってどれぐらい耐久性が高いか、ということは言えませんが、カバー有であれば、これまでかなりの回数を落としていますが一度も割れていません。
周囲でカバーを付けていながらiPhoneの液晶を割っているケースも散見されるので、筆者の感覚としては少なくともiPhoneシリーズよりもXiaomi Redmi 5 Plusのディスプレイのほうが頑丈なのではないか、と思っています。