ライザップイングリッシュの英会話コースの評判を調査しました【ライザップ英語教育版】

短期間でダイエットに成功、また成果報酬でダイエットの成果にコミット、というキャッチフレーズで一気に名を馳せた「ライザップ(RIZAP)」ですが、その英語教育バージョンとして、ライザップイングリッシュ(Rizap English)を開始しました。

ダイエットのライザップでは、多くの人がライザップでダイエットに成功したことをSNSで報告しており、人によりますがダイエットが成功する可能性は十分にあることが分かっています。

では、この英語教育の特に英会話コースはどうでしょうか?

その評判がきになったので、ライザップイングリッシュの評判について調査をしてみることにしました。

ライザップイングリッシュの概要

ライザップイングリッシュの概要について、まず簡単にご紹介します。

ライザップイングリッシュのコース

ライザップイングリッシュには、コースが複数あります。

コース名 コース概要
TOEIC®スコアアップコース TOEICのスコアアップを目指すコースです。TOEICの出題形式から、読む力と聴く力がアップします。
スピーキングコース 会話のうち、スピーキングを特に強化するコースです。すらすら口から英語を出す応対速度や表現力などがアップします。
英会話力養成コース 英会話力コースとありますが、特にビジネスでの利用に焦点を当て、聴く力と話す力をがアップします。
ベーシックコース TOEIC®スコアアップコースとスピーキングコースのセットとして受けられるコースで、英語の最も基礎の部分を学習するコースです。

いくつかコースの種類がありますが、共通して言えることとしては、全て短期間で一定のレベルまで上げることを目標にしていることです。

長くても4か月コースが最長で、2-3か月で一気に英語力をアップさせるプログラムが主流です。

ライザップイングリッシュということで、短期間で成果にコミット、というこのコンセプトは変わっていないようです。

では、今回評判を調査している英会話養成コースはというと、期間は3か月で、計25回のコースとなっています。

週に2回の50分のレッスンがあります。

少し短いように感じますが、よく調べてみると、この英会話養成コースは、既にTOEICで750点以上のスコアを保有しており、あとはひたすらビジネスで使える英会話力を磨いていきたい、という人向けになっているようです。

つまり、ライザップの英会話養成コースは実は、コースに申し込むこと自体にすでにハードルがあり、それを超えた一部の人だけが受けられるコースなのです。

ライザップイングリッシュも専属トレーナー制度あり

また、ライザップの特徴の一つとして、専属トレーナー制度がありますが、このライザップイングリッシュでもこの専属トレーナー制度が取り入れられています。

専属トレーナー制度の特徴としては、この短期間の中でトレーナーがずっと同じで変わらないため、より自分の状況をよく理解してもらい、それに合わせて軌道修正やカスタマイズが適宜されることです。

また、そのほかの魅力としては、専属トレーナーが教室外でも積極的にコミュニケーションをとってくれるため、常に監視されているような気持にはなりつつも、同時に自分のモチベーションを維持し続けることができる、ということです。

トレーナーとコミュニケーションが増えると、トレーナーとの人間関係が深まり、自分の英語力を上げるという共通の目標に、2人のチームで取り組んでいるようなイメージになるでしょう。

自分の目標を達成して新しい自分を手に入れることで、自分には達成感が非常にありますが、同時にトレーナーの目標も達成してあげることができてトレーナーも喜んでくれて、自分のためにやったことがなぜかほかの人にも喜んでもらえるという、素晴らしい仕組みになっています。

やはりあった、受講者を追い込む「宿題」制度

ホームページにはシュクダイとカタカナで出ていますが、いわゆる「宿題」がこのライザップにはあります。

ライザップのダイエットでも、専属トレーナーが人を痩せさせるような魔法のようなものを使っている、というわけでは全くなく、実際は受講している人が歯を食いしばってダイエットを行っており、トレーナーはそれを徹底的に管理しサポートしてくれている、という関係になっています。

ライザップのダイエットで一番辛いと評判なのは食事制限でしょう。

食べてよいものは味気のないようなものばかりで、トレーニングはまだしも、食事が制限されると、日に日にストレスが蓄積されていきます。

味が濃いものを食べたい、お酒をたくさん飲みたい、などの誘惑を徹底的に我慢し、受講者が歯を食いしばった結果がライザップのダイエットの結果でもあります。

ライザップイングリッシュにも、この受講者に「歯を食いしばらせる」制度はあり、それが宿題制度です。

出される宿題の量は尋常な量ではなく、これをすべてこなそうとすると、毎日完全に英語漬けとなり、外に遊びに出かける時間はほとんどなくなり、会社へ通勤する時間ですら、ゆっくりとすることができない、との評判が多くでています。

また、この宿題をこなした後は、その勉強時間や勉強した内容を、トレーナーへメッセージで報告する仕組みとなっています。

トレーナーは監視しながら、同時に学習状況を見てコーチングをしたりして、積極的に学習するよう先導してくれます。

やはり最後は徹底した正攻法で、とにかく大量に課題をこなしていくスパルタと、それを必死にサポートしてくれるトレーナーとの二人三脚というのが、ライザップスタイルといえそうです。

英会話コースの場合も同じような宿題がありますが、焦点を当てている能力が違うため、スピーキングやリスニング力をつけるための宿題が大量に出てきます。

そして、週2回のレッスンでは、その応対スピードを上げて英語の会話についていけるよう、訓練をするようなイメージとなっています。

ライザップイングリッシュを受講してみた評判はどうか?

ライザップを受講してみた人たちの評判を集めてみました。

ライザップイングリッシュのTOEICコースであれば、やはり「スコア440だったのが660に上がった」、「スコア620だったのが740になった」といった、明確にレベルアップをした、といえる報告がされています。

勤めている会社が高いTOEICスコアを要求していたため、ライザップイングリッシュで学習することに決めました。
最終的には200点以上もスコアがアップし、無事会社の評価をクリアしました。

一方で、ライザップイングリッシュについていくことの大変さを報告している声もあります。

ライザップイングリッシュというだけあって、要求してくる宿題や自習の量も半端ではありませんでした。
しっかりと時間を取れなければ学習についていけず、そうなるとライザップ側もコミットするのが難しくなるようでした。
ライザップイングリッシュに入会するなら、しっかりと時間が取れるタイミングのほうがいいでしょう。

ライザップ英会話養成コースを受けている人の評判も探してみましたが、現状ではあまり内容がしっかりとわかるような評判はありませんでした。

おそらく、受けている生徒がまだまだ少ないのだろうと予想します。

ライザップイングリッシュの英会話コースはどうか?筆者の見解

ライザップイングリッシュの英会話コースの明確な評判を見つけることはできませんでしたが、実際に英会話を勉強して英語を仕事で使っている筆者の見解をここでまとめたいと思います。

まず、ライザップイングリッシュがターゲットとしている人は、まだまだ英会話などをできるレベルではなく、しかし英語で仕事をしたりすることに憧れを抱いているような人が中心でしょう。

多くの場合は、TOEICのスコアがまだそこまで高くなく、ビジネスで必要といわれている750点以上を超えている人は少ないでしょう。

ライザップイングリッシュでは、もしTOEICでビジネス会話に必要な750点を持っていない場合は、まずTOEICの読む力、聴く力から伸ばしていきましょう、という方針になっていると予想されます。

ライザップだからきっと英会話コースに入れば、3か月で0からしゃべれるようになる!、と思っては大間違いです。

語学の習得はやはりそんなに甘くなく、ライザップもそれを理解したうえで、TOEICスコアを上げて、読む。聴く力から地道に上げましょう、と提案しているのです。

非常に堅実な一方、ライザップに魔法のような力を期待していた方には残念な情報かもしれません。

どれだけ英会話を鍛えたいので英会話養成コースを受けたい、といってもTOEICスコアが一定数ない場合は、ライザップイングリッシュは英会話コースへの入会を許可しないでしょう。

そして、最初のカウンセリングの段階でTOEICコースを紹介されることになると思います。

では、ライザップイングリッシュの英会話養成コースは実は魅力がないコースなのか、というと、そんなことはないと思います。

そこに応募できる人が少ないだけで、コース自体は魅力的と思います。

英会話では、とにかく過去に覚えたものを何度も忘れては頭に戻して使って、ということを繰り返しながら、定着をさせていきます。

逆に一度定着すると、なかなか忘れません。

これは日本人にとって日本語がそうであるように、定着してさえいれば、あまり積極的に使うことがない単語でも、言われたら聞き取れるし、使えといわれたら使うことができます。

この状態までもっていくのがとても大事ですが、筆者の感覚では一定の語彙力と簡単な会話の下地があると、3か月詰め込めば、この下地をさらに広げて固めていくことができると思っています。

そして、この地固めをするうえで、ライザップイングリッシュが掲げている、「高速レスポンス」とレーニングと「徹底した反復練習」は非常に有効と思います。

素早く返す練習はかなり大事で、体が自然とそのスピードでついていくようになります。

また暗記で言うと徹底した反復は絶対に必須です。

この組み合わせの学習方法を取り入れて、英会話を練習すれば、かなり下地が広がり、よりできる表現や使える単語数も増えていくでしょう。

ライザップイングリッシュに50万円を払う価値はあるのか?

最後にライザップイングリッシュの値段について見てみたいと思います。

基本的には入会費用とレッスン費用を含めると、3か月で50万円程度かかります。

ライザップの英会話養成コースはまさに50万円のコースです。

では、このライザップイングリッシュに50万円を払う価値はあるでしょうか?

筆者は使うタイミングを間違えなければ、ありだと思います。

使うタイミングは、とにかく重要なイベントの前で、会話とか書く力、読む力といった、細かいところもあまり気にせず、英語を大量に勉強しなければいけないときなどがよいでしょう。

まずこの50万円というのは、はっきり言って高いです。

通常の英会話教室へ行けば、マンツーマンとは言えませんが、半分ぐらいの値段でネイティブの授業が受けられます。

例えば英会話教室で有名なベルリッツはマンツーマンでもレッスン1回40分で1万円もしないでしょう。

講師は選べませんが、基本はネイティブと同等で、運が良ければネイティブの講師が出てくることもあるでしょう。

また、筆者はベルリッツの英会話体験レッスンを受けたことがありますが、ベルリッツメソッドと呼ばれる、英会話能力を伸ばすための独自の学習法はかなり優れています。

筆者もそれをたった1回の体験レッスンで肌で感じることができ、終了後は非常に脳が刺激されて、熱くなるのを感じました。

そう考えると、50万円も払わなくても、しっかりとした良い英会話教室はいくらでも探せばあるのです。

ただし、成果に強くコミットしてしっかりとスパルタ管理し、短期間で一気に駆け上がる、という熱いものは、伝統的な英会話教室ではあまり見られません。

良い先生、面白い先生、熱心な先生は、いっぱいいますが、ライザップのような熱い先生を探すのは大変でしょう。

ライザップイングリッシュに入ると、その効果や学習内容はともかく、英語に触れる時間が異様に長くなります。

そして、その長い長い学習時間を当たり前のものとして、積極的にコーチングしてくれるトレーナーがつきます。

海外赴任や留学などでは、英会話が一番の懸念点ではありますが、実際は書く力も読む力も含めて、あらゆる能力が要求されてきます。

結局、とにかく短期間で一気に、できる限り多く勉強した方がよいのです。

そんなときは、生活が英語漬けになるライザップイングリッシュであれば、生活のスタンダードがあがり、ひたすら勉強しまくるようになれると思います。

熱いトレーナもいてくれて、海外赴任や留学などの大事なイベントを共有すれば、本当に親身になって必死に応援してくれるでしょう。

こういた状況であれば、たとえ3か月で50万円という金額でも決して高くないでしょう。

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