無料で英会話を練習するなら語学交換サイトMy Language Exchangeで!

英会話を上達させるには、とりあえず英語を使って話す時間を増やすことが肝心です。

「リスニング」は映画などを見て勉強できますが、「スピーキング」の能力を磨くのは、やはり外国人と英語で話す時間を増やすのが最もよいです。

実は外国語の勉強においては、「語学交換(言語交換)」という方法があります。

この方法を使えば、お金をそこまでかけず、無料で英会話が練習でき、かつ外国人の友達も増やすことができるでしょう。

ここでは、この「語学交換」の方法について紹介します。

語学交換(ランゲージエクスチェンジ)とは?

英語でLanguage Exchange(ランゲージエクスチェンジ)といい、お互いに違った母国語(あるいは他の習得している言語)を持っている者同士が、その言葉を互いに教え合うことを言います。

外国語を勉強するにあたっては、比較的ポピュラーな方法です。

お金をかけずそこまでかけずに外国語の勉強ができて、かつ友人のような関係になることもあり、言葉だけでなく交友関係が広がるきっかけにもなります。

基本的には直接会って会話を練習したりすることが多いので、同じエリアに住んでいる人を探すことが多いです。

しかし、最近ではオンラインで練習をするようなやり方も受け入れられるようになっており、場合によってはエリアに縛られず、語学交換相手を探すことも可能になっています。

交友関係が広がり、英語を使う機会が増えれば自ずと英語の能力も上がっていくので、積極的に活用していきたい方法です。

相手のことをしっかり気遣ってあげることが大事

語学交換はお互いが違う言語を勉強したい、という前提で始まることが多いです。

お互い共通の新しい言語を勉強する(例えば韓国人で一緒に英語を勉強する…etc.)などもありえますが、稀なケースでしょう。

そうすると、こちらは英語を勉強したい、ずっと英語で話ししていたい、と思っても、相手は日本語を勉強したいので、語学練習以外の細かいところ(例えば時間調整の連絡など)で、どちらの言語を使うかなど、ちょっとした衝突があります。

また、中には日本に住み始めて日が浅く、不測の事態にも備えて、とにかく交友関係を広げておきたいと思う人や、生活は全く問題ないが、本当に勉強熱心でとにかく語学勉強だけをしっかりしたい、など、その関係の築いていき方にも、人それぞれ違いがあります。

筆者も様々な人と語学交換として関りを持ってきましたが、相手をしっかりと気遣ってあげることはとても大事と感じています。

自身の学習を優先して英語を使う機会を増やそうとした結果、日本語を使う機会が減り、それが相手にとって望ましくなくて段々関係が途切れていくようなこともありました。

一方で、相手が学習したいという気持ちに合わせて、自分の学習を後回しにして関係を作っていく姿勢でいると、長く関係が続き、また今度は相手も気を使って熱心にこちらの英語の勉強ができる機会を増やすよう、配慮をしてくれました。

おそらく皆さんの語学交換相手は日本語の勉強をしたい人となると思いますが、場合によっては学習以外の時間はすべて日本語で相手とやり取りするぐらいの気持ちでいいでしょう。

お金を払ってサービスを受けるというものではないので一定の配慮は必ず必要なので、思い切って一歩譲ってあげて、相手の勉強をサポートしてあげる姿勢が大切です。

その他にも、語学交換には気を付けておきたいポイントがありますが、まずはさっそく語学交換の流れを確認していきましょう。

語学交換の流れ

語学交換の大まかな概要がわかれば、あとは実践していきましょう。

実際に語学交換を行うには、以下のような流れで進めていきます。

  1. 語学交換相手を探す
  2. 会う時間や勉強の仕方など決める
  3. 実際に会って語学交換をする
  4. また関係が続けば継続して語学交換を続ける

語学交換相手を探す

そもそも語学交換を始める上で一番大変そうに見えるのが、この相手を探すところです。

しかし、実はインターネット上では、この語学交換のためのサイトが様々あります。

このサイトを使えば、語学交換相手を探しやすくなります。

今回筆者がお勧めするのは、MyLanguageExchangeというサイトです。

このサイトは、見た目は少し古いサイトですが、2000年ごろからすでに存在しており、この語学交換のサイトとしては非常に老舗です。

登録に必要なものは、メールアドレス程度です。

あとは、自分の住んでいるエリアや勉強したい言語、自己紹介などを登録します。

このままでもあなたのプロフィールをみて連絡してくれる人がいれば、語学交換相手が見つかります。

あるいは、こちらから連絡をすることもできます。

有料メンバーであれば(6USD/月)こちらから積極的にコンタクトすることができますが、無料メンバーでもただ一言「Hi」という連絡をすることもできます。

この「Hi」はお互いが関心を持っているということを伝える仕組みで、お互いに「Hi」を言い合っているということは、お互い語学交換をしたいという意思表示となります。

筆者は無料メンバーでこれまで語学交換相手を見つけてきたため、有料メンバーの仕組みがまだ正確に把握できていませんが、サイト上の記載によると、無料メンバーでも相手が有料メンバーであれば以降連絡ができるようです。

筆者はHiをしてくれた相手や、Hiを返してくれた相手を中心に語学交換相手として話しを進めていきましたが、メッセージが送れない、といったことはほとんどありませんでした。

相手が有料メンバーだからこちらからメッセージが送れたのか、お互いにHiをすればメッセージが可能になるのか、細かいところは少し不明です。

しかし、ある程度の人数に「Hi」をして、プロフィールもちゃんと書いていれば、場所によりますが、一定の人数の人とつながれることは事実です。

有料メンバーは、無料メンバー登録してからアップグレードとなりますので、まずは無料メンバー登録してHiをしながら様子を見ていくとよいでしょう。

会う時間や勉強の仕方など決める

無事連絡が取れるようになれば、実際に会う時間などを決めていくとよいでしょう。

場所はある程度エリアをプロフィールで表示できますが、それでもまだ広いので、相手が行きやすい場所などを確認しながら、互いにアクセスしやすいカフェなどで会うとよいでしょう。

時間は、1時間はお互いに教えあうには少し短いので、相手によりますが1.5時間~2時間程で設定するとよいでしょう。

また、おすすめとしては、場所や時間を設定するようなやり取りだけでなく、勉強をしている目的を聞いてみたり、相手の言語のレベルやこちらの英語(あるいはほかの言語)のレベルをシェアしたりと、会う前からいろいろ会話をしておきましょう。

こうすることで、初めて会った際もスムーズにコミュニケーションが取れたり、相手のことをよくわかってあげると、場合によっては勉強する内容を用意してあげることもできます。

中には、資格試験が直前になっていて、その勉強として語学交換相手を探していたりもします。

そうすると、相手はその試験のことで頭がいっぱいだったりするので、あまりカジュアルな話しをしながら関係をつくるよりも、しっかりと勉強に付き合ってあげた方が喜ばれます。

そのほかにも、相手が語学交換をどのようにとらえているかも、少しメールなどで連絡を取りながら理解しておくとよいでしょう。

カジュアルに会話を楽しみたい人、真剣に勉強をして語学力を上げたい人など、人それぞれこの語学交換に対する考え方はバラバラです。

語学交換ではただ自分が学習するだけでなく、自身が先生となって語学を教える立場にもなることを理解しておきましょう。

逆に、自分もどんな勉強をしたいかなど、要望を伝えておくこともよいかもしれません。

実際に会って語学交換をする

時間を設定して、会うことができたら、実際に語学交換のスタートです。

お互いの練習の時間をあらかじめ決めておくととをおすすめします。

しかし、語学交換といっても、お互い教えることは素人の可能性が高く、また語学を教えるということは容易であはありません。

私たちは日本語は母国語ですが、日本語を教える「日本語教師」は資格を要する仕事でもあります。

それだけ、日本語を教える、というのは特殊で技術がいる仕事だと考えた方がよいです。

実際に筆者も日本語学習のサポートをしてあげたことがありますが、間違えることはないのですが、2つの似た言語や表現がどう違うのかと聞かれて、答えられないことがよくありました。

私たちは身についているため間違えることはないのですが、思ったよりも教えるということはとても難しいことです。

筆者としては、文法などの質問は教科書などをしっかり読んでもらって、主に会話の練習に注力してあげることが多いです。

会話の練習ですらも、どの表現や単語が今のレベルにあっているかわからなければ、こちらが説明するばかりになってしまい、結果相手の「スピーキング」の練習が進まず、満足感が低くなってしまうように感じます。

なので、会話だけでも、結構気を使って、場合によっては準備もいろいろしてあげる必要があるかもしれません。

現在はインターネットで調べられることが多いので、先に相手の日本語レベルなどを聞いて(N1-N5という語段階でレベルを評価する日本語能力試験が一般的です)、それに合わせて少しインターネットで調べておくとよいでしょう。

相手にたくさん話してもらうために、筆者はよくレベルに合わせた質問リストをたくさん作っておき、その質問をして相手にしゃべってもらいながら授業をします。

この方法が、たとえ日本語を教える技術がなくてもすぐにできて、かつ相手も満足感が得やすい方法だと思います。

その他にも、自身の趣味に関するものや、言葉がなくても視覚的にわかりやすい自身の旅行写真など、何か話しのきっかけになるようなものをいくつか用意しておくことと、話す内容がなくなってきたときなどに便利です。

反対に、自身の英語の勉強に関しても、あまり相手に頼らず、自分で使ってみたいテキストや、話す内容などを先に用意して、スピーチみたいなことをしてみたりすることもよいでしょう。

相手がどれぐらい準備したり、教えることが上手か、というところに依存してしまうと、自分の納得のいく練習ができない可能性もあります。

いい相手を見つけることに専念する方法もありますが、それだけでなく自分が練習したいことを準備して、相手に付き合ってもらうぐらいでもよいと思います。

また関係が続けば継続して語学交換を続ける

最初の語学交換が終わったら、その日は終了です。

本当に仲良くなればそのまま一緒に出掛けたり、ということもあるかもしれませんが、多くはその場で解散して、またメールなどでやり取りをすることでしょう。

うまく会話が弾んで、お互いが良い勉強ができれば、また次回も会って継続的に語学交換ができるでしょう。

ただ、残念ながら、継続して勉強できる確率は、筆者の感覚としてはそこまで高くありません。

お互いに教えることがプロではないので、やはりお互いに相手の教え方などに不満があったりして、すごく満足度が高くて今後も積極的に会おう、とお互いに思えるような関係になれるかどうかは、相性や運次第と言えます。

しかし、せっかく語学交換で積極的に交友関係を広げて、勉強をしようという気になっているのに、関係がうまく続かなくて勉強が継続的にできない、というのは、学習の観点からよくありません。

継続的に英会話の機会を増やすには、語学交換する相手を一人に絞るのではなくて、あらかじめ何人かの人と連絡しておくことをお勧めします。

また、継続的に会う関係になれなければ、また新しい人とMy Languega Exchangeやそれ以外の方法で探し続けるようにしましょう。

語学交換のポイント

上記が語学交換の一連の流れです。

いろいろと気を付けるところがありましたが、ほかにいくつか語学交換をスムーズにやるためのポイントがあります。

オンライン英会話などと一緒に行う

もちろん、教室型の英会話でも全然OKです。

要は、学習の観点から、英会話は継続をすることが重要で、人がうまく見つからなければ英会話の練習ができない、というのはよくありません。

そのため、少しお金を払ってでもよいので、まず英会話のレッスンを継続的にやって、そのプラスアルファとして語学交換を行うと、より安定して英会話の勉強に臨めるでしょう。

現在はオンライン英会話があり、月額金額5000円程度からで、毎日英会話ができます。

以前の教室型だと、毎月の金額が結構高かったですが、オンライン英会話であれば、ある程度金額を抑えて英会話の勉強ができます。

筆者はDMM英会話を使って、毎日英会話の勉強をしていました。

DMM英会話の筆者の評価は、こちらでも紹介しています。

手軽に英会話の勉強ができるので、おすすめです。

問題に巻き込まれないように注意を

当然ですが、初対面の人と会うことになります。

特に女性の方は、いかに語学交換とはいえ、万が一のことがあってはいけないので、最大限に注意を払うようにしましょう。

企業が提供するサービスではないので、すべて自己責任となってしまいます。

勉強する場所も、特に相手から要望がなければ、なるべく人が多い場所や、自分が慣れ親しんだ知っている場所などを選びましょう。

また、変に打ち解けようと思わず、語学交換なので、その時間に自分の思うような勉強ができれば十分ぐらいに思っておきましょう。

新しい人とと出会って、仲良くなったり関係が深くなっていくことは、とても楽しいことです。

しかし、そういったことに気を抜いてしまうと、トラブルに巻き込まれてしまうことは十分あります。

海外へ旅行へ行った際に、気を抜いてしまいトラブルに巻き込まれるような話しがありますが、日本国内での語学交換も同じようなことがないとは限りません。

特に女性は、語学交換は自己責任で、誰も責任をとったり助けてくれないということをよく理解しておきましょう。

反対に気を付けて語学交換をしながら交友関係を広めていくと、英会話の学習にもなりますし、同時に新しい人間関係も広がって、非常に有意義な時間になるでしょう。

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