【経験者が語る】バイク買取でなるべく高く売るにはどうしたらよいか?

この記事は、バイクを所有して、乗っている人が対象です。

バイクを所有するとわかりますが、維持費の問題や買い替えなど、様々な理由でバイクを手放さなければいけないときがあります。

自分もその一人で、中型バイクを乗っていましたが手放さなければいけないことになり、このバイクを中古車業者へ販売しました。

今回はこの中古車業者に「いかに高くバイクを売るか?」というところを、経験をもとに紹介したいと思います。

業者だと買い叩かれるのか?買い取り業者 VS 個人売買

バイクを買い取り業者に売る前に気になるのが、買い取り業者に売るのか、個人的に売るのか、どちらのほうがよいのか、というところです。

昔は個人で売る場合は、知り合い関係がほとんどか、mixiなどの掲示板がありましたが、最近はメルカリなどもあり、個人でものを売買するのがより簡単な時代になっています。

そんな状況なので、バイクの買い取り業者に買取をお願いするのが本当によいのか、と思うこともあります。

個人売買でも売れることは売れるが…

筆者は残念ながら個人からバイクを買ったり売ったりした経験はありませんが、友達に個人売買でバイクを売った人がいます。

バイクは250㏄のビッグスクーターです。

販売現場に筆者も立ち会いましたが、その際はすでに電話などで価格に合意をしており、お金の受け取りや引き渡しは割とスムーズでした。

しかし、売りたいと思ってから実際に販売できるまでに、4か月近くかかったようです。

金額はカスタムをいろいろしていたため、25万円で売りたいという最初の値段設定があったようですが、最後は19万円で販売を合意したようです。

売りたいという心理が働いてしまい、当初設定した金額よりも安い金額で確定させたかたちとなりました。

実は筆者の経験としては、この「売りたい」「買いたい」という心理状況のほうが、車種や車の状態などよりも、大きく値段に影響を与えます。

すごく個性的なカスタムなどをして、こだわりがあって、同じような趣向の人に本当によく共感してもらえる、という状態で、かつ売れなかった売れなかったで構いません、というような人であれば、個人売買でもストレスなく高く売ることができるかもしれません。

また、上記の事例は、東京都内で東京都内の知り合いへ販売したケースですが、エリアによる問題は必ずでてきます。

販売対象となるエリアが狭くなり、購入者が下見や取りに来る手間を嫌うと、なかなか販売までつながらなくなります。

その他、譲渡手続きをどちらかが行わなければならず、やり方を知らなかったり、慣れていないと時間がよりかかってしまったりと、バイクを個人間で売買する場合は、思わぬところでいろいろな障害が待っています。

手軽に販売できることが魅力の買い取り業者

買い取り業者は個人売買と比べると非常に手軽です。

なぜなら、現地に査定をしに来てくれて、その場で買取値段を決めて買い取ってもらえるからです。

値段がつかないケースもあるようですが、原型を留めていて普通に走るバイクであれば、ほとんど必ず値段が付きます。

とにかくすぐに売りたい、という気持ちがあるなら、買い取り業者のほうが断然おすすめです。

お金も安い金額ならその場で現金で渡してもらえて、仮に少し金額が高い(例えば、3-5万円以上)場合は、引き取り後1週間以内に銀行口座へ振り込みしてくれます。

査定にきてくれて、引き取りも全て買取業者がやってくれるため、非常に手軽に行えるのがメリットです。

しかし、これだけ至れり尽くせりのサービスだと人手もかかっているので、「こういった人件費やサービス費が考慮されるので、買取価格は結構低くなってしまうのでは?」と思ってしまいます。

ここからが「如何にして買い取り業者に高く売るか」の本題です。

上記の考えはおそらく正しいのですが、とはいえいくつかのポイントに気を付けていけば、買い取り業者でもそれなりの値段で買い取ってもらえることができます。

買い取り業者の仕組みと高い値段で売るテクニック

買い取り業者へ高い値段でバイクを売るために抑えたいポイントを確認していきますが、その前に簡単に買い取り業者の仕組みを理解しましょう。

買い取り業者の仕組みの概要

買い取り業者の買取の流れは、以下の通りです。

  1. 業者へ電話し査定時間を決定
  2. 実物を見てもらい査定開始
  3. 査定担当者が査定結果を会社に電話で連絡して価格を確認(早くても10分以上はかかるでしょう)
  4. 確定した買取価格で販売するか決定
  5. 買い取ってもらう場合は、書類のサインや必要書類とカギを渡して終了
  6. 検討する場合は、連絡先をもらって帰ってもらう

上記がスタンダードな流れで、複数社に査定してもらう場合でも査定時間がばらばらであれば、上記のような流れになります。

全体で、短くとも1時間ぐらいかかると思っておいたほうがよいでしょう。

また、この買取業界では同じ時間に複数業者に一斉に査定してもらうことも、全く問題がありません。

そして、その場で売る意思があれば、競売形式で競り落としてもらうこともできます。

高く値段をつけてもらって売りたい場合は、断然後者の一斉入札がおすすめです。

一斉入札の場合は、入札形式が2種類あります。

買い取り業者は、「一発」と「セリ」と呼んでいます。

一発の場合

  1. 業者へ電話し査定時間を決定
  2. 入札するために、査定終了時間を決めて一斉査定開始(大体10-20分ぐらい)
  3. 査定終了後、一斉に金額を掲示
  4. 金額を見て、どこに買い取ってもらうか検討
  5. 買い取ってもらう場合は、書類のサインや必要書類とカギを渡して終了
  6. さらに検討する場合は、連絡先をもらって帰ってもらう

セリの場合

  1. 業者へ電話し査定時間を決定
  2. 入札するために、査定終了時間を決めて一斉査定開始(大体10-20分ぐらい)
  3. 査定終了後、業者が一斉に金額を掲示
  4. 最高金額をもとに、各業者がさらに高い金額を出せるか会社と確認
  5. 最高金額が出ない業者はその場で終了し、帰る
  6. 最高金額が出た場合は、さらにほかの業者が電話で最高金額を出せるか確認
  7. 全ての業者が最高金額を出せなくなれば終了
  8. セリの場合は、最高金額を出した業者に売ることが前提となり、その場で販売を決定
  9. 買い取ってもらう場合は、書類のサインや必要書類とカギを渡して終了

上記のように、一斉査定の場合は、買取金額の決め方が微妙に違っています。

筆者の経験上、「1発」の場合はたとえ高い買取価格が掲示されても、検討するということで業者に一度帰ってもらうことは問題がなさそうです。

しかしセリの場合は、最も高い金額を出した会社がその場で買い取らせてもらえるか、セリに入る前に口頭で確認される可能性が高いです。

ここも一度持ち帰って検討を挟むことは可能のようですが、その場で決まらないとなると、ぎりぎりまで高い金額を掲示してこない可能性もあるので、注意が必要です。

あなたが所有者である以上、いつどこに売るかは所有者が最終的に決められますが、その場で買い取りたいという業者の気持ちに適切に対応をしないと、後日連絡すると提示された買取金額より少し安くなったりと、いろいろ調整が入る可能性があります。

売ると決めたら、その日の売るつもりで臨むのがお勧めです。

「一発」と「セリ」の特徴

先ほど紹介した「一発」と「セリ」という2種類の入札の仕方では、それぞれ買取金額の出方に特徴があります。

一発の特徴

  • 掛かる時間が短い
  • それなりに高い金額が最初から出る
  • 競争しないため、理論的には最高金額にはなりずらい

セリの特徴

  • 時間がかかる
  • 入札開始金額がかなり低い
  • 高い金額が出せる買取業者が一緒になると、理論上は最高金額になる
  • 最低2社強い業者がなければ、安いままの金額で確定してしまう

業者の金額の出し方からして、一見すると後者の「セリ」のほうが高い金額が出やすいと感じますが、実は競り合う業者同士が強くないと、だいぶ低い金額で買取価格が決定する可能性もあるのです。

筆者は両方を試した経験があり、結果的にはこの「セリ」方式で決まった買取価格で販売をしました。

しかし、低い金額でセリが終わらないよう、少し工夫をしてこの「セリ」を行いました。

「1発」と「セリ」の良いところ取りをするテクニック

上記の2種類の入札方法で、どちらか選んで入札を進めてしまうと、結局どちらの選択肢も一長一短となってしまい、最高金額を付けてもらえる可能性はあまり高まりません。

しかし、実はある工夫をすることで、この二つの方式のいいところ取りをする方法があります。

それが、2回査定を行い初回は「一発」、2回目で「入札」を行う、という方法です。

残念ながら、この2回に同じ業者を呼ぼうとしても嫌がる業者もあり、すべての業者にこの2回の入札出てもらえる可能性は低いです。

筆者は、この2回の入札で、それぞれすべて別の業者にきてもらい、2回来てもらった業者はありません。

この方法を使うと、なぜ良いところ取りができるかというと、2回目の「入札」の開始金額が、1回目の「一発」で出た最高金額から始められる可能性が高いからです。

2回目で入札を行う場合、隠すことなく1回すでに1発で業者から金額を掲示されていることを伝えます。

すると買取業者は、その最高金額を確認してくれます。

もちろんそこであまりにも金額が高ければ、その場で入札をせず終わる可能性も0ではありません。

しかし、その場合は1回目の一発の金額が入札最高金額に近かったということなので、ほぼほぼ最高金額で売ることができているといえます。

筆者の場合は、その「1発」で出た最高金額を伝えると、特に業そこで会社と確認することなく、その最高金額から「入札」を開始しました。

その「入札」に入っていく流れを見ている感じですと、必ずしも車種などで入札できる「最高金額」が予め業者の中で決まっているわけではなく、他社が出した入札金額を見ながら、それを考慮して最高金額を出そうとしているようにも見えます。

よく考えれば、バイクの状態は、10-20分程度の査定では、バイクの状態についてあまり確かなことは言えない可能性が高いです。

外装の傷やタイヤの摩耗、整備不良など、目で見て明らかなものはすぐわかりますが、それ以外のエンジン関連の寿命、各パーツの寿命、表面から見えない部分などは、どれぐらい査定金額に考慮すべきかは、少し見た程度ではわかりません。

それでも買取価格を出さなければならず、その場合は「適正な価格がいくらか」というよりも、「他社はいくら出しているのか」や「自社は今日、今月いくら出せるのか」といった要因のほうが影響が大きいです。

そのため他社が一発で出した金額を見ると、おそらく買取業者は「それが適切な価格か」という検証よりも、「その金額より、まずは1000円でも高く出す」という判断を下すことになるのです。

一発でおおよその金額をつかんでおき、その金額を入札時に伝えることで、開始金額をある程度高い金額にすることができ、「セリ」の弱点でもあった「競り合う強い業者がおらず、安い金額で入札が終わる」というリスクを避けることができました。

同時に「セリ」の魅力である、「ぎりぎりまで金額を上げられる」というメリットも享受ができたのです。

どんな業者の組み合わせで入札スケジュールを設定するべきか?

入札ステップを上記のように「一発」から「セリ」という順番を入れることで、高い金額で買い取ってもらえる可能性が高くなることがわかりました。

しかし、さらに高い金額で買い取ってもらうためには、この2回の査定で、どの買取業者をどちらの査定に呼ぶか、という点も重要です。

もちろん2回目のセリに、より高い金額を出せそうな中古業者に2社以上来てもらうのが最も良いです。

1回目は複数社ではなくてもよいのですが、1社だけで一発入札をすると、そこまで高い金額が掲示されなくなる可能性もあるため、できればこちらも複数社がよいです。

そうすると4-5社ぐらい中古業者を呼ぶ必要があり、またどこの中古業者が高い金額を出してくれるか、ある程度把握しておく必要があります。

以下が、筆者がお勧めするバイク買い取り業者です。

筆者は東京でバイクを買い取ってもらいましたが、地方の場合はエリア対応していない業者もあるので、確認が必要です。

バイク王

対応エリア:全国

インターネット上でも、様々な評判が記載されていて、「ひどい」といった表現もありますが、筆者は担当者に恵まれたからなのか、まったくそんなことはありませんでした。

バイク王は買取専業大手であり、買取専門業者は買い取ったバイクをさらに他の業者に販売することで成立しているモデルでもあります。

つまり、買取台数を増やして商品を増やしていかなければ商売が続かず、基本的には積極的に買い取る方針です。

上場している会社で、会社の報告資料の中でも買取台数の計画や、増やしていく方針を打ち出している資料があります。

大手企業ということで、買い取ってからの販売側の体制もあり、それゆえに高く買い取れるということです。

筆者も最終的には、このバイク王が最後まで高い金額を入札し続けてくれて、バイク王に無事買い取ってもらうことができました。

バイク買取業者は、その時の経営状況によって出せる金額にムラがでやすく、どの業者がよい金額を掲示してくれるかは、その時々によって変わる可能性が高いです。

しかしその点、バイク王は上場しており、業績自体は毎年赤字になったり黒字になったりという状況ではあるのですが、計画的に事業を行っているという側面もあり、毎年買い取り台数の計画を決めてそれに沿って買取を進めているため、多少その時の経営状況こそ影響は受けるものの、安定して一定の金額を掲示してくれる可能性が高い業者です。

当日来られる担当者によって、いろいろ過去トラブルがあったといわれていますが、筆者としては非常に満足度が高かった業者で、ぜひ2回目のセリのタイミングで入れることをお勧めする買い取り業者です。

バイクワン

対応エリア:全国(ただし、北海道は提携業者、東北、北陸、中国、四国は即日対応はなし。)

バイクワンは、対応エリアは一応全国対応ということで、どこでもフットワーク軽く来てくれます。

担当者の印象は、可もなく不可もなくというようなイメージでしたが、金額はそれなりに高い金額を提示してくれました。

筆者が買取を依頼した際は、最初の一発の入札時にきていただき、そこで最高金額を提示してくれました。

2回目のセリは、このバイクワンの最高金額から始まっています。

もし、セリに来てもらっていれば、そこからさらに高い金額を掲示してくれたのではないかと思っています。

全国対応もしているため、2回目のセリのタイミングで来てもらってもよいであろう業者です。

バイクBoon

対応エリア:東京/神奈川/愛知/大阪

筆者がバイクBoonに依頼した際は、たまたま運が悪かったのか、担当者の印象があまり良くありませんでした。

査定は少し時間がかかることはわかっていたのですが、このバイクBoonの担当者は、最も時間がかかりました。

丁寧に査定しているのであればそれは仕方がないと思えたのですが、会社にいる担当者と半ば雑談に近い会話をしながら時間を使っていたため、こちらから時間を切り上げて価格を出してもらうよう依頼しなければなりませんでした。

とはいえ、他の買い取り業者と話をしていた中で聞いた話しでは、バイクBoonは積極的に買い取りを進めているようで、いくつもの現場でバイクBoonが最高額を掲示して入札に勝っているようでした。

筆者の査定では、無理矢理時間を切り上げて価格を提示させたため、あまり強い金額を出せなかったようなのですが、通常通り査定が進めばそれなりの金額を提示してくれるようでした。

筆者は担当者のイメージで、少し会社全体のイメージダウンがありますが、業界的には結構おすすめの買い取り業者のようです。

対象エリア内であれば、2回目のセリのタイミングで読んでみてもよいでしょう。

バイクブロス

対応エリア:全国

バイクブロスも全国対応で買取をしてくれます。

筆者の際は、2回目のセリのタイミングにきて頂きましたが、高い値段を付けられず、1、2回目の入札で途中で降りてしまいました。

あまり高い金額をどんどん出せるような印象は受けなかったのですが、母体は有名なバイク情報誌である「バイクブロス」で、買取後の販売も強いと考えられるため、本来はもっと買い取る力があるのではないか、と思っています。

筆者の買取の際は、そんなに高い金額を出してくれませんでしたが、会社としては信頼できる業者だと思うので、1回目の一発か、あるいは2回目のセリのタイミングか、いずれにしても1回来てもらって、査定してもらってもよいでしょう。

バイクランド

対応エリア:全国(沖縄を除く)

バイクランドも、ほぼ全国を対応してくれる買い取り業者です。

母体の会社も上場しており、会社としては安心できるところなのですが、筆者の入札ではあまり高い金額を出してもらえなかったことと、あと持ち込み査定の場合は、さらにプラスして高い金額を出せる、というお話しをされました。

おそらく、その時の社内のルールか何かで、そのような対応になったと思われますが、筆者は持ち込みをする元気がなかったため、その場で買い取ってもらいたく、あまり持ち込み査定の話に魅力を感じられませんでした。

そのため、出張買取ではあまり高い金額を出してもらえませんでした。

しかし、全国対応で来てもらえますし、会社としても信頼できる場所なので、どちらかの査定に呼んでみるとよいでしょう。

バイクを高く売るその他のポイント

ここまでは、実際に業者をどのように読んで査定を行うか、というところを中心に、バイクを高く売るポイントを説明しましたが、その他にもいくつか高く売るためのポイントはあります。

買い取ってもらう時期も意識しよう

バイクがよく売れる時期のほうが、バイク買い取り業者も高い金額を掲示しやすくなります。

季節で見ると、春から夏にかけて、バイクの販売台数は伸び、秋から冬にはどんどん減っていくといわれています。

バイクは冬は寒くて乗らない人もいるぐらいですので、夏や夏に備えた春の時期の販売数が伸びるのもうなずけます。

この時期は買取も積極的なため、悩んでいるのであれば、この時期に買い取ってもらうとよいでしょう。

そのほか、バイクの車種が絶版になるなど、個体によってそれぞれ事情があって一時的に買い取り価格が上昇することもあります。

いずれにしても、買い手の動向を意識して、買い手が増えそうな時期に、こちらから買取を依頼すると、いい値段をつけてもらえます。

聞かれないなら、あまり言わない

バイクの詳細を一番よく理解しているのは、オーナーでしょう。

査定の際にいろいろ質問を受けると、ついいろいろ話してしまいがちになります。

しかし、あまり聞かれてもいないようなことをたくさん言って、査定している担当者が少しでも不安に思ってしまうと、担当者も人間なので、査定価格に必ずといってよいほど影響が出てきます。

嘘をついてはいけません。

しかし、不要にマイナスになることをたくさん言う必要もありません。

相手も査定のプロですから、必要な情報はしっかりと質問して聞いてきてくれます。

相手に聞かれたことはしっかり答えて、でも聞かれなければ、それは査定には関係ないことだ、と受けとめて、不用意に価格が下がるような話しはしないようにしましょう。

売りたい希望価格を恥ずかしがらずに言う

例えば、50万円でバイクを買ったとすると、そのバイクを買い取ってもらう場合は、いくらぐらいになるのでしょうか。

中古の販売金額は50万円以下は当然で、20万円にでもなればよいか…と、考える人もいるかもしれません。

しかし、それは「自身が使用した」という、商品の消耗にのみ焦点を当てて考えているからです。

お宝鑑定団など、中古でもプレミアがついているものは、購入単価よりもはるかに高い金額の値段が付きます。

これは、商品の消耗度合にかかわらず、「買いたい人がいる=強い需要がある」からなのです。

値段は、この欲しいという需要によって決まるのです。

自身がどれぐらいバイクに乗って消耗をさせているか、というのは査定には関連しますが、必ずしもこの点だけで値段を決めるわけではないのです。

そういった観点で見ると、先ほどの商品の消耗だけを考慮した計算式に当てはめて、地震の販売希望金額を決めるのは、非常にもったいないです。

とはいえ、プレミアが突然付くなど、特殊なきっかけがない限り、需要があるかどうかはオーナーにはわからず、買い取り業者のほうが詳しいです。

なので、いっその事、自分はこの値段より下では、あんまり手放したくない、という値段を言ってしまえばいいでしょう。

筆者の個人的な意見ですが、購入した価格と同じ金額で言ってしまっていいと思います。

買い取り業者の人も、悪い担当者でなければ、その話を聞いても「無知だ」とか、「頭がおかしい」という人はいなでしょう。

むしろ、その価格を付けられそうにない場合は、買い取り業者は「買取金額が安くなってしまった場合でも、今日売ろうと思いますか?」というような質問をしてきます。

買い取り担当者も、買う数が仕事上の目標数字なので、今日のその場で買い取れるよう最大限の努力をしてきます。

買い取り業者にとっては、いやなお客様かもしれませんが、遠慮せず高い金額でなければ売りたくない、という意思を見せ、買った価格と同額ぐらいで売りたいと、堂々と言ってみましょう。

バイク買取Q&A

多くの人は初めてバイクを売ることになるでしょう。

初めてだと知らないことも多く、戸惑ってしまうことが多いですね。

ここでは、そういった細かい質問に対する回答をまとめていきます。

バイクを譲渡する際の書類手続きなどはどうなるのか?

バイク譲渡にあたっては、名義の変更など、様々な手続きを行わなければいけません。

個人で販売するとこれが非常に面倒で、ちゃんと手続きを行っていなければ、譲った先のオーナーが故障や事故など様々なトラブルに巻き込まれた際、元の所有者も対応が必要になるケースがあります。

しっかりと手続きを行っておく必要がありますが、バイク買取業者に依頼した場合は、これをすべて一括でまとめて行ってくれます。

こちらが行うのは、保険関連書類や車検証などの書類(漏れなく車検や保険などの手続きをしていれば、普通はすべて手元にあるもの)を用意しておくことと、買い取り業者が用意した書類にハンコを押すだけです。

売る側にとっては、非常に簡単に販売ができて楽です。

査定終了後は、その場ですぐ買い取ってもらうか決めなければいけないのか?

バイクをどうするかは究極、オーナーであるあなたに決定権があるので、査定にきてもらっても、検討しますといって帰ってもらっても問題がありません。

ただし、セリの場合は、その場で売る意思があると、業者もぎりぎりいっぱいまで高い金額で入札しようとしてくれます。

そのため、担当者によっては、セリに入る前に、今日売る意思があるかどうかの意思確認もあります。

口約束なので後でひっくり返すことも可能なのですが、そこは買い取ってもらうマナーでもあるので、反故にせず、ちゃんとその場で売る意思があるか、検討を続ける可能性があるか、伝えましょう。

時間に余裕があって、高い値段が付くまで待つ、という気持ちであれば、検討を続けたらよいと思いますが、どうしてもすぐ売らなければいけない状況もあると思います。

上記のような、一発とセリを組み合わせた方法であれば、セリのほうはそれなりに高い金額が提示されるので、この方法を使う場合は、セリの際はその日に売る意思がある、と伝えてしまってよいでしょう。

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