Xiaomi Mi Notebook Air 13.3(シャオミノートブックエアー)を個人的にレビューしました

新しいノートパソコンを購入するにあたり、いろいろ検討しました。

そこまでフルにパソコンの機能を使う使い方はしないので、それなりのノートパソコンを購入すれば困ることはほとんどないです。

そういった状況だったので、最終的には自分が以前から気に入っていたXiaomi(シャオミ)のMi Notebook Air 13.3インチを購入することにしました。

実際に使ってみた感想レベルで、個人的な評価を書いてみたいと思います。

ノートパソコンの使い方

ノートパソコンの使い方によって考え方が変わると思うので、自分の用途を簡単に紹介しますと、以下の感じです。

  • ブラウザ中心で使う
  • Microsoft officeソフト(Excel・PPTなど)を使う
  • FPT/SSHソフト・Gimpなどのソフトをたまに使う
  • 制作・開発などはほとんどしない
  • ブラウザゲームはしない
  • すごく負荷がかかるようなことをブラウザ上でもしない
  • カフェなどにパソコンを持って籠っていたい

こんなレベルなので、一般人と同じか、ちょっとだけいろいろソフトを使うぐらいです。

そうすると、よっぽど変なノートパソコンを買わない限り、普通に使っている分には全く問題がなく、むしろMacなどは少し持て余してるぐらいじゃないかと思っています。

「Mi Notebook Air 13.3インチ」ネットでの評判

あらかじめ購入する前に、ネット上でいろいろMi Notebook Airに関する情報をリサーチしました。

購入したのは2018年夏頃です。

当時は、日本語でのレビューはほとんどネット上にはなく、1、2本ぐらい個人の方のブログなどで、実際の評判が書いてある程度でした。

その記事によると、結論としてはパソコンのパフォーマンスを最大の状態に維持していれば、問題なくネットーゲームなどもできる、というようなことが書かれていました。

ものによりますが、ネットゲームはおそらくグラフィックボードやCPU、メモリーなどを結構消費する部類のものです。

グラフィックボードかなにかのスペックが弱いと画像の表示が遅くなり、カクカク動いたりスローになってしまったりと、オンラインでかつアクション要素の強いゲームをするユーザーには致命的な影響がでるらしいです。

自分はそこまで激しい使い方はしませんので、上記のオンラインゲームの例である程度動作ができるようであれば、まったく問題ないです。

また、英語によるレビュー記事ではかなり技術的な評価までされておりました。

結論としては、バッテリーの持続時間が少し短いことが弱点でしたが、それ以外のパフォーマンスでは特筆して悪いところはなく、ある程度安心して利用できそうでした。

上記の評判を調査し、最終的にこの「Mi Notebook Air 13.3」を購入を決めました。

Mi Notebook Air 13.3のスペック

今回自分が購入した商品は以下のスペックです。

モデル Mi Notebook Air 13.3 2018年版 (指紋認証付き)
CPU Intel Core i5 8250U 2.7 GHz
RAM 8GB DDR4
SSD 256GB(SSD追加スロットルあり)
専用グラフィックカード NVIDIA GeForce 940MX 1GB GDDR5
ディスプレイ 1920 x 1080(フルHD)
OS Windows 10
重さ 1.28kg
厚さ 14.8mm
バッテリー持続時間 最大9.5時間
USB バージョン3.0 x 2
イヤフォンジャック ドルビーオーディオプレミアム x 1
ディスプレイ接続 HDMI x 1
価格 約99,800円(為替による)

XiaomiがこのMi Notebook Airを紹介するにあたり、最もアピールしている点は「専用グラフィックカード」です。

Xiaomiのブランド全体の方向感としては、以下のようになっています。

外見やスペック アップル
OS WindowsやAndroid
価格 アップルよりちょっと安い

基本的にはXiaomiはアップルを真似しています。

そして、アップルよりも少し安い価格を設定しているのが、Xiaomiの最大特徴です。

Mi Notebook Air 13.3を実際に使ってみた感想

Mi Notebook Air 13.3を実際に使ってみた感想です。

Mi Notebook Air 13.3の総評

購入して半年以上使っていますが、全体的な感想としては、ほとんど不自由なく使えています。

ブラウザは結構メモリーを消費しますが、「Mi Notebook Air 13.3」では3つぐらい同時にブラウザを立ち上げて大量にタブを開いていても、動作スピードなどが落ちる感覚はありません。

フリーズなどもとんどもなく、致命的な問題もほぼゼロなので、全体的には満足度が高いです。

外観や手触り感

Mi Notebook Air 13.3を見ると、Macなどと同じようなシンプルで統一されていて、でもクールな雰囲気を醸し出しています。

実際のものとしては、Macなどと比較すると、少し「メタル感」が強いです。

Macやほかのノートパソコンも金属でできていますが、手触り感はマットな感じで、少しの摩擦感とすべすべ感があると思います。

一方のMi Notebook Air 13.3も表面コーティングはされていると思いますが、手触りは金属を触っている感が結構します。

弾力があんまりなく、メタル感が強いですが、高級感と重厚さはあり同時にスリムでもあるので、ビジネスシーンで持っていても違和感がなく、むしろスタイリッシュさを演出してはくれます。

重さや大きさ

重さは1.28kgとなっていますが、カバンに太めの本を入れると、簡単に超えてしまうぐらいの重さです。

そのため、このMi Notebook Airを1台カバンに入れるぐらいでは、重いという感覚はほとんど感じないでしょう。

また、ディスプレイの大きさですが、最近は最新のMacbook Proが12インチが登場しており、このMi Notebook Airも12インチと13インチがあります。

13インチのほうは、おそらくA4の書類などを入れる想定をしているカバンであれば、入らないカバンはほとんどないでしょう。

画面が小さいとも大きいとも感じることもなく、使い慣れてくれば違和感はゼロです。

12インチでも決して小さくはなく、画面の大きさもすぐ慣れるので、ここは好みの問題でしょう。

画面上で発生した微細なバグ

ただし、気になった問題もありました。

それが、画面上のバグです。

例えばデスクトップのトップ画面で、ファイルやデスクトップの何もない画面をを右クリックをするとアクションメニュー(コピーや新しいフォルダの作成など)が出てきますが、この中から何かクリックをします。



すると、クリックをした項目の部分だけがなぜか、画面にずっと残り続けるというバグです。



なお、一度ログオフして、再度ログオンするとこの画面に残り続けている項目は消えます。

再起動したり、OSを最新バージョンなどにアップデートしたりすると直っていたりすることもありますが、現在のところはまだ直っていません。

致命的ではないですが明らかにバグで、画面上に残り続けるのでかなりうっとおしいものではあります。

短いバッテリー持続時間

購入前から、バッテリーがそこまで長く持続しないことは指摘されていました。

確かに利用してみると、バッテリーの持続時間が思ったよりも短いことがわかりました。

Xiaomiの紹介に嘘はないのですが、よくある説明の微妙なからくりが原因です。

Mi Notebook Air 13.3のバッテリー持続時間は9.5時間ですが、「最大9.5時間」と記載があります。

この時間はおそらく、Windows10に標準でついているバッテリー管理機能で、画面の明るさ及びパフォーマンスを最低限まで落として、最もバッテリーが長く維持する状態に設定して、はじめて実現される時間です。

(実際の感覚としては、バッテリー延命のための設定をしても9.5時間も持たない感じがあります)

そもそも9.5時間バッテリー駆動というのは、このバッテリー延命の設定ありでの基準です。

そして、ここからが曲者なのですが、バッテリー延命の設定を行って、パソコンのパフォーマンスを最低限まで落とすと、このMi Notebook Air 13.3では露骨にマウスポインターの動きなどが遅くなり、画面の微妙なフリーズ、カクカク感が発生します。
(*ブラウザは2~3ぐらい使って、各ブラウザ10~20ぐらいタブを開いており、メモリーも80%ぐらい使っている状態です。)

他のWindows10が入ったノートパソコンも使ったことがありますが、バッテリー延命を行うと、確かに微妙にパフォーマンスが落ちたような感じがあります。

しかし、ここまで如実に画面上の動きに影響が出ることはほとんどありませんでしたので、これはMi Notebook Air 13.3ならではの問題だと思います。

仮にバッテリーが弱かったとしても、このバッテリー延命設定を利用すれば、そこそこ長くは利用できて、かつオンラインゲームなどをしなければ、そんなにパフォーマンスも落ちないだろう、という読みでしたが、この点が少し裏切られた感じになりました。

あと、正確にははかっていないのでわからないですが、確かに以前と比べると100%充電してから、電源接続なしで利用できる時間がちょっと短くなっているような気もします。

バッテリーに関する課題は、ほかの記事でも指摘があった通りとなり、また個人的には思ったよりも少し悪い評価でした。

レビューまとめとおすすめ度合い

ということで、Mi Notebook Air 13.3を実際に使った感想をここまで書いてきました。

最後に、ここまでの内容をまとめてレビューを総括してみたいと思います。

Mi Notebook Air 13.3(シャオミノートブックエアー13.3インチ)

Xiaomi

総合評価 4/5点 ★★★★☆ バッテリーの課題感が払拭できなかったので、5点中4点です。ただし、それ以外は全く問題がないので、逆に言うと安心して利用できる端末と思います。
体感スピード 5/5点 ★★★★★ 普通に安定してサクサク動きますし、全く問題なしです。
スペック 5/5点 ★★★★★ 使い方によりますが、ブラウザ3種を同時立ち上げて、タブを10個ぐらい同時に開いて、あと+αで何かExcelやPowerpointを動かしても、まだ普通に動くぐらいです。
見た目 5/5点 ★★★★★ クールな感じを出しています。どんなシーンでも誰でも使えるだろうと思います。
持ち運び 5/5点 ★★★★★ 重さはほとんど感じられず、サイズもちょうどよいです。
バッテリー 3/5点 ★★★☆☆ このバッテリーだけが唯一の弱点でしょう。駆動時間が思ったより短いのが唯一の難点です。

全体的には満足度は高いですが、バッテリーがそこまで長く持たないところが難点です。

そこが気にならなければ、Mi Notebook Air 13.3はおすすめのノートパソコンです。

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